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血糖が高いって、どういうこと?

血糖値が高くて、どうにかしなければ!

なんて話を聞きます。

では、血糖とはどのように決まるのでしょうか。

 

 

ご飯を食べると体の中で消化され、糖分が分解されます。

腸管に行き吸収される際に、他の栄養素と一緒に血液中に放出されます。

食後血糖値はこうして上がります。

 

 

空腹時は、肝臓に蓄えられていたグルコース(ブドウ糖)を

少しずつ放出し、体全体のエネルギーとして使用しています。

空腹時血糖はこのような時の血糖値を表しています。

 

 

このように血液中に放たれた糖分の量の調節を

している器官はたくさんありますが、

主には膵臓に含まれるインスリンというホルモンが働いています。

血糖が多くなると、インスリンが放出されます。

すると、臓器に血糖の成分であるブドウ糖を取り込もうとします。

また、肝臓ではブドウ糖から貯蓄の形であるグリコーゲンの形にさせ、

ブドウ糖を取り込みやすくしています。

 

 

このインスリン、食後1−2時間かけて血糖値が正常値になるように

働いてくれています。

しかし、体に異常があったりすると怠けてしまう時があるのです。

 

 

それは、たくさん食べ過ぎることを続けること。

たくさん食べると、インスリンがたくさん働かなければなりません。

そして、疲労してしまうのです。

 

 

特に肥満だと、脂肪組織から出る悪玉物質が

肝臓、筋肉、脂肪組織で邪魔をするため

インスリンの効きが悪くなります。

また運動不足により代謝能力が落ちると、

インスリンの効きが悪くなる、いわゆる肥満の状態の一緒のことが

体内で起こってしまいます。

 

 

また遺伝的体質や加齢により、

インスリンの分泌そのものが低下していることもあります。

 

 

このようにインスリンの効きが悪くなると、

血中に糖がたくさんい続けるようになり、

血糖値が高い、下がらないといった状態になるのです。

 

 

よく外国人の人で

肥満なのにそんなに問題になっていない、

という話を聞きませんか?

 

 

それは、欧米人の方がインスリン分泌能力が優れており、

肥満でも血糖値があまり上がっていないということが多く見受けられるのです。

そのため、肥満が体に悪い影響を及ぼしていることが少ないのです。

こんな違いがあったのですね。

日本人に生まれて、損したような、、

なんて思いそうですが、

 

 

日本人は塩辛いものには耐性が強いと言われています。

その人種が長い間続いてきた中で、

体が変化してきたのかもしれませんね。

 

 

余談は置いておいて、

血糖値がなぜ変化するのかはご理解いただけたと思います。

高血糖になってしまう原因についてもお話ししました。

 

 

では次回。

・高血糖が続くと、体はどうなるの?

・高血糖と糖尿病のつながり

というテーマでお送りしたいと思います。

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