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遺伝子組み換えが行われ始めておよそ25年。
(歴史については、こちらをご覧ください)

便利なことがたくさんありました。

 

 

手間がかからないので、

安く大量にできるようになりました。

 

 

始めから遺伝子に組み込まれているので、

虫に食われる心配もありません。

ですので農薬の回数が減り、

形や品質が整ったものがたくさんできるようになりました。

収穫も機械で手間取ることなく簡単です。

 

 

いいことづくめかと思っていた矢先、

たくさんの問題が生じるようになってきました。

 

 

まずは、

農作物が安定的に作れなくなってきたことです。

 

 

遺伝子組み換えされた食品に対する耐性が出来てきたのです。

そうなることにより、またそれに対抗する遺伝子組み換えを行ったり、

農薬を撒くようになります。

以前より小さな規模で作っていることが多く、

病気に一つがやられてしまうと、

たちまち周囲に広がります。

どうやら手間は以前より増しているようです。

 

 

そして、

肝臓、胆管、甲状腺、膀胱、胆嚢ガンの増加、

自閉症やアレルギー

認知症、パーキンソン症、アルツハイマー症など

 

 

ガンなど体に現れるだけでなく、

脳にも刺激が生じ、精神的な疾患に悩まされる人が増えています。

 

 

もちろんこれは遺伝子組み換えだけが原因ではないと思います。

しかし遺伝子組み換えを許可してからの増加率が著しく、

原因もとの一つだと言わざるおえない状況です。

 

 

特に今問題視されているのが、

除草剤耐性遺伝子組み換えを使ったコーン

いわゆるBTコーンが問題になっています。

このBTコーン、

虫が食べないように遺伝子組み換えで使われるようになりました。

虫が食べると、毒素が腸の内壁に穴を空けてしまうそうです。

そんな成分を含んだコーンですが、哺乳類には安全だと言われています。

 

 

哺乳類では尿から出てしまうから、と。

本当にそうなのでしょうか。

実際にカナダでは、妊婦の93%、

胎児の80%の血液からBT毒素が検出されているそうです。

 

 

また、

実際にBTコーンの植え付け面積に比例して、

炎症性腸疾患が増加しています。

 

 

人間にとっては影響されるほどの量は含まれないと言っているようですが、

この現実があるのに、それはどうかな?と思ってしまいます。

 

 

ちなみに人の腸では、

この影響として、リーキーガットが挙げられます。

 

 

リーキーガットとは、

小腸の腸壁は隣同士が密着し、

栄養の吸収を行っています。

 

 

そして未消化の食べ物や有害物質は吸収してしまわないよう、

腸壁が判断し、機能しています。

 

 

しかしこのリーキーガットにより、

腸壁1つ1つが離れてしまい機能できず

色々な有害物質が腸壁と腸壁の間を通り抜けて

何でも吸収してしまうようになります。

これにより、

アレルギーや自己免疫疾患、

糖尿病や自閉症などにつながると言われています。

 

 

これだけのことが25年で分かってきました。

そしてついに国民が動き出したのです!

この続きは次回。

ではこの遺伝子組み換えは、一体いつ頃から始まったのか?

歴史深いことではなさそうだけど、詳しくは知らない、、

という方が多いのではないでしょうか。

 

 

大本はやはりアメリカにて。

1994年に作付けした「日持ちのするトマト」が最初。

その後1996年に生産の増量を図るために

広大な農地の除草が楽な「GMダイズ」を作り

瞬く間に遺伝子組み換えの「GM作物」が広がりました。

 

 

そんな作物が日本に輸入されるようになったのは、

1996年のこと。

これらを農水省が食品と認めたため、

加工食品として店頭に並ぶようになりました。

このように、作られ始めてから25年ほどしか経っていません。

日本に入ってきてからも20年と少し。

 

 

このような短い期間だと、

良い悪いという結論を出すのは難しいでしょうね。

要するに私たちは実験台ということになりますね。

 

 

あと50年ほど経たないと、結論は出ないでしょうね。

でも、実験台の中でも自分でも賢く選択して

生活することは可能です。

この記事を読んでくださっているあなたは、

ただ買うのではなく、自分で選択して

賢い消費者となることを祈っています。

難しい名前をつけてしまいましたが、

要するに、

遺伝子組み換えは、一体どこで作られているのか?

どんな種類の作物で行われているの?

これらを探ってみよう、という内容です。

 

 

日本では作られている?

遺伝子組み換えというと=アメリカ

というイメージだけど、そんなことないの?

 

 

作物としては、コーンや大豆は有名だけど、

他にもあるの?

食べ物だけなの?

 

 

知っているようで、結構知らないことだらけでした。

これを読んでいるあなたはもうご存知ですか?

よかったらここで勉強していきましょう。

 

 

まず、遺伝子組み換え食品を作っている国ですが、

アメリカをはじめとする28カ国で作られています。

日本では作られていません。

 

 

アメリカでは、国内の作物面積の32%に過ぎませんが、

農地面積が広大なため、32%でもかなりの農作量になります。

そのため、実際に作られている農作量の4割がアメリカで生産されています。

 

 

作物面積が多いのはアルゼンチン。

なんと、国内農地面積の65%もの多さの遺伝子組み換え食品を作っているそうです。

農地に栽培されている半分以上も遺伝子組み換え食品なんですね。

 

 

耕作面積順で1−5位までは下記の通り。

アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、インド、カナダ です。

ちなみにこの5カ国で、世界の耕作量の90%以上を占めています。

 

 

これらの国では、どのようなものを栽培しているのでしょうか。

大豆、トウモロコシが有名ですね。

そう、実はこの2つだけで8割以上を占めます。

 

 

他には、コットンや菜種、ジャガイモ、甜菜などになります。

大豆、トウモロコシ、コットン、菜種の4種で、

なんと99%を占めます。

 

 

このように考えると、

国もある程度に限られていますし、

作物の種類もかなり絞られていますね。

 

 

日本でも作っていないようなので、

そんなに影響がないのではないだろうか?

そんなことが頭によぎるのではないでしょうか。

 

 

大きな間違いです!!!

 

これについては、また別の機会にお話ししましょう。

品種改良とは、

例えば美味しいけど寒いのに弱いみかんの品種がある、

美味しくないけど、寒さに強いみかんの品種がある、

 

 

それらを上手に組み合わせて、

寒さに強くて美味しいみかんを作る

これが品種改良です。

 

 

みかん、それ以外でも植物などで

上記のことを行うことを指します。

人為的でも、自然の力を使っています。

 

 

それに対して遺伝子組み換えは、

研究室で細胞に培養した遺伝子を

変えたい食べ物の細胞に注入します。

 

 

ですので、

それがたとえ食べ物の遺伝子でないのは当たり前、

無理くり入れるようです。

 

 

もちろん行った高確率で失敗するようですが、

たまーに成功すると、それを利用して

どんどんクローンで増やすという仕組みなのです。

 

 

元来、遺伝子組み換えを行う理由は、

荒れた土地、乾燥した土地でも農作物を作れるようにし、

飢餓をなくしたい!という思いからだったはず。

 

 

それが今では、

除草剤をかけても枯れない植物を作るため、

虫が食べないよう、虫を殺す毒素が入っていたりと、

食べ物なのに、枯れない、殺虫剤として使われているものを

遺伝子組み換えで含まれている食べ物となっています。

 

 

このように食べ物とは思えない大変身を遂げています。

見た目はコーンでも、中身は今までのコーンと大違い。

 

 

虫が食べたら死んでしまうコーンを収穫して、

缶詰にして人間が食べる、

または飼育の餌となっている

これが現状です。こんなコーン食べたいですか?

 

 

現実を知ってびっくりしました。

でも私はちゃんと選んで、

遺伝子組み換えでない商品を買っている、と思っていました。

 

 

また、たかが遺伝子組み換えで、

何が起こっているの?

身近にはあまり感じないし他人事では?

 

 

なんて軽く考えていました。

今後に続く遺伝子組み換えのブログを読んでいただければ、

自分たちが危険と隣り合わせで生きている、

 

 

今のうちに何とかしなければ、

今後私たちが選ぶことが一層難しくなる世の中になると感じました。

ぜひ以下も読み続けてみてください。

 

 

・遺伝子組み換え作物耕作の実態

・遺伝子組み換え食品の影響と思われる病気の推移

・米国が動き出した

・今の日本内での遺伝子組み換えの現状

・今後の日本の動向

 

遺伝子組み換えの話は、

実は枝元さんで初めて聞いたわけではなく、

以前から興味があり、勉強会に参加していました。

今日はそれについてお話ししたいと思います。

かなり興味深い話ですよ。

読み終わった時には意識が変わっているかもしれません。

というか、変わってくれたら嬉しいです。

 

 

参加してきた勉強会は、

生活クラブ主催のもので、

日本の種を守る事務局アドバイザーの

印鑰 智哉さんが話してくださいました。

 

 

・品種改良とどう異なるの?

・遺伝子組み換えの実際

・遺伝子組み換えの主な種類

・遺伝子組み換え作物耕作の実態

・遺伝子組み換え食品の影響と思われる病気の推移

・米国が動き出した

・今の日本内での遺伝子組み換えの現状

・今後の日本の動向

 

 

これから上記について一つずつ話していこうと思います。

先が長そうですね。笑

でも一つ一つとても大切な話なので、見てもらいたいです。

 

 

今回お話しくださった印鑰さんもブログを書かれています。

TPPと遺伝子組み換え

遺伝子組み換えだけでなく、

他の社会問題についても言及されています。

 

 

ちょっと難しいですが、

興味がある方は是非読んでみてください。