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前回までは、遺伝子組み換えが積極的に行われてきた

アメリカでの動きをお伝えしました。
(詳しい内容は前回のブログで)

では日本ではどうなっているの?

 

 

遺伝子組み換えって海外のことじゃないの?

日本にもそんな商品あるの?

その辺りを今日はお話しします。

 

 

日本でも

「遺伝子組み換えのものは使っていません」

という表示をよく目にしますよね。

 

 

同じ値段なら、なんとなくそちらを選んだり、

できれば避けたいな〜と思って買い物をしませんか?

 

 

実はその表示、

そのものは正しいのですが、

遺伝子組み換えした食品を使っていても

表示をしなくていいものがあります。

 

 

 

色々な抜け道があり、

表示されていないことが多々あるのです。

おそらくみなさんも何かしら口にしているのではないでしょうか。

 

 

組み換えDNA、およびそれによって生成した
たんぱく質が残らないものには表示義務がない

 

 

例:油、畜産品(餌)、コーンフレーク、デキストリン

食品のタンパク質が残っていない状態では、

記載義務がありません。


(出典:サルでもわかる遺伝子組み換えより)

 

主な原材料にしか表示義務がない

 

材料重量が4位以降のものや、

重量の5%未満だと

表示義務がありません。

 

 

上記の2つに

かなりの量の遺伝子組み換え食品が使われていることは確かです。

なんていったって、少しでも安価に作らなければなりませんから。

 

 

きっと

見えないところで、

遺伝子組み換え食品に接してしまっているのですね。

 

 

この真実を知った時、とてもショックでした。

あれだけ表示を見ていたのに、隠れて入っていたなんて。

正直そんなカラクリがあったことに腹を立てます。

 

 

消費者の皆さん、

一緒に勉強して

もっと賢くなりましょうね。

そんなアメリカで、ついに国民が動き出しました。

そんなアメリカってどんなの!?って?

それは、こちらのブログでご確認ください。

 

 

アメリカの母親は、

寿命が減少に転じている現実を前に、

子供達の寿命が短くなってしまうかもしれない、

 

 

また、

3人に1人がアレルギー等の慢性疾患にかかっている現実に

頭を悩ませています。

ある家庭が、2週間 有機野菜と

遺伝子組み換えを使っていない食品を中心とした食事に

変えてみました。

 

 

すると今まで悩まされていたアレルギーがなくなり、

元気になったりと様々な変化が現れました。

 

 

その噂はどんどん広がり、

ついに母親たちが、立ち上がります。

名付けて、

MOMS ACROSS AMERICA

2013年7月4日、アメリカの独立記念日に米国全国172箇所で

遺伝子組み換えに反対し、

食品表示義務を求めるデモが行われました。

 

 

今でも活動は盛んで、

全米だけでなく、国境を越えて繋がろうとしています。

2015年には、国際的にGMOや農薬の問題から

子供達を守るためのイベントを開催しています。

GMOとは、

“Genetically Modified”(遺伝子組み換えされた)

の意味。

 

 

このように母親が立ち上がった結果、

米国ではNON-GMO(遺伝子組み換えしていない)市場が

急成長しているそうです。

 

 

2015年12月のテレビで、

米国での遺伝子組換え食品の売り上げが

これまでの4年間で7倍の成長があったと報告がありました。

 

 

今やスーパーが、

有機野菜の栽培を促進している事態に。

 

 

スーパーのチェーン店(コストコ)が、

有機農家にローンを出し、

有機産品の増産を依頼しています。

いかに米国では、

有機産品に関心を持ち、

売れているかがわかると思います。

 

 

こんな現実で、米国ではGMO商品が売れなくなってきました。

一体その残りは、どうなっているのでしょうか。

続きは次回。

遺伝子組み換えが行われ始めておよそ25年。
(歴史については、こちらをご覧ください)

便利なことがたくさんありました。

 

 

手間がかからないので、

安く大量にできるようになりました。

 

 

始めから遺伝子に組み込まれているので、

虫に食われる心配もありません。

ですので農薬の回数が減り、

形や品質が整ったものがたくさんできるようになりました。

収穫も機械で手間取ることなく簡単です。

 

 

いいことづくめかと思っていた矢先、

たくさんの問題が生じるようになってきました。

 

 

まずは、

農作物が安定的に作れなくなってきたことです。

 

 

遺伝子組み換えされた食品に対する耐性が出来てきたのです。

そうなることにより、またそれに対抗する遺伝子組み換えを行ったり、

農薬を撒くようになります。

以前より小さな規模で作っていることが多く、

病気に一つがやられてしまうと、

たちまち周囲に広がります。

どうやら手間は以前より増しているようです。

 

 

そして、

肝臓、胆管、甲状腺、膀胱、胆嚢ガンの増加、

自閉症やアレルギー

認知症、パーキンソン症、アルツハイマー症など

 

 

ガンなど体に現れるだけでなく、

脳にも刺激が生じ、精神的な疾患に悩まされる人が増えています。

 

 

もちろんこれは遺伝子組み換えだけが原因ではないと思います。

しかし遺伝子組み換えを許可してからの増加率が著しく、

原因もとの一つだと言わざるおえない状況です。

 

 

特に今問題視されているのが、

除草剤耐性遺伝子組み換えを使ったコーン

いわゆるBTコーンが問題になっています。

このBTコーン、

虫が食べないように遺伝子組み換えで使われるようになりました。

虫が食べると、毒素が腸の内壁に穴を空けてしまうそうです。

そんな成分を含んだコーンですが、哺乳類には安全だと言われています。

 

 

哺乳類では尿から出てしまうから、と。

本当にそうなのでしょうか。

実際にカナダでは、妊婦の93%、

胎児の80%の血液からBT毒素が検出されているそうです。

 

 

また、

実際にBTコーンの植え付け面積に比例して、

炎症性腸疾患が増加しています。

 

 

人間にとっては影響されるほどの量は含まれないと言っているようですが、

この現実があるのに、それはどうかな?と思ってしまいます。

 

 

ちなみに人の腸では、

この影響として、リーキーガットが挙げられます。

 

 

リーキーガットとは、

小腸の腸壁は隣同士が密着し、

栄養の吸収を行っています。

 

 

そして未消化の食べ物や有害物質は吸収してしまわないよう、

腸壁が判断し、機能しています。

 

 

しかしこのリーキーガットにより、

腸壁1つ1つが離れてしまい機能できず

色々な有害物質が腸壁と腸壁の間を通り抜けて

何でも吸収してしまうようになります。

これにより、

アレルギーや自己免疫疾患、

糖尿病や自閉症などにつながると言われています。

 

 

これだけのことが25年で分かってきました。

そしてついに国民が動き出したのです!

この続きは次回。

ではこの遺伝子組み換えは、一体いつ頃から始まったのか?

歴史深いことではなさそうだけど、詳しくは知らない、、

という方が多いのではないでしょうか。

 

 

大本はやはりアメリカにて。

1994年に作付けした「日持ちのするトマト」が最初。

その後1996年に生産の増量を図るために

広大な農地の除草が楽な「GMダイズ」を作り

瞬く間に遺伝子組み換えの「GM作物」が広がりました。

 

 

そんな作物が日本に輸入されるようになったのは、

1996年のこと。

これらを農水省が食品と認めたため、

加工食品として店頭に並ぶようになりました。

このように、作られ始めてから25年ほどしか経っていません。

日本に入ってきてからも20年と少し。

 

 

このような短い期間だと、

良い悪いという結論を出すのは難しいでしょうね。

要するに私たちは実験台ということになりますね。

 

 

あと50年ほど経たないと、結論は出ないでしょうね。

でも、実験台の中でも自分でも賢く選択して

生活することは可能です。

この記事を読んでくださっているあなたは、

ただ買うのではなく、自分で選択して

賢い消費者となることを祈っています。

難しい名前をつけてしまいましたが、

要するに、

遺伝子組み換えは、一体どこで作られているのか?

どんな種類の作物で行われているの?

これらを探ってみよう、という内容です。

 

 

日本では作られている?

遺伝子組み換えというと=アメリカ

というイメージだけど、そんなことないの?

 

 

作物としては、コーンや大豆は有名だけど、

他にもあるの?

食べ物だけなの?

 

 

知っているようで、結構知らないことだらけでした。

これを読んでいるあなたはもうご存知ですか?

よかったらここで勉強していきましょう。

 

 

まず、遺伝子組み換え食品を作っている国ですが、

アメリカをはじめとする28カ国で作られています。

日本では作られていません。

 

 

アメリカでは、国内の作物面積の32%に過ぎませんが、

農地面積が広大なため、32%でもかなりの農作量になります。

そのため、実際に作られている農作量の4割がアメリカで生産されています。

 

 

作物面積が多いのはアルゼンチン。

なんと、国内農地面積の65%もの多さの遺伝子組み換え食品を作っているそうです。

農地に栽培されている半分以上も遺伝子組み換え食品なんですね。

 

 

耕作面積順で1−5位までは下記の通り。

アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、インド、カナダ です。

ちなみにこの5カ国で、世界の耕作量の90%以上を占めています。

 

 

これらの国では、どのようなものを栽培しているのでしょうか。

大豆、トウモロコシが有名ですね。

そう、実はこの2つだけで8割以上を占めます。

 

 

他には、コットンや菜種、ジャガイモ、甜菜などになります。

大豆、トウモロコシ、コットン、菜種の4種で、

なんと99%を占めます。

 

 

このように考えると、

国もある程度に限られていますし、

作物の種類もかなり絞られていますね。

 

 

日本でも作っていないようなので、

そんなに影響がないのではないだろうか?

そんなことが頭によぎるのではないでしょうか。

 

 

大きな間違いです!!!

 

これについては、また別の機会にお話ししましょう。