天然甘味料とは、
植物の葉や果実などに含まれている
甘味成分を抽出したものです。
菊の仲間のステビアや、
漢方薬にも使われる甘草のグリチルリチン
瓜科の植物である羅漢果
という成分などがあります。
もちろん、以前お話ししたショ糖(砂糖)や蜂蜜なども
天然甘味料に含まれます。
ただ、上記のものには、糖質が含まれません。
ですので、これらは低カロリーです。
そして、糖質が含まれない天然甘味料と合成甘味料は、
砂糖の数百倍甘いという特徴があります。
ちなみに
ステビアや甘草は砂糖の約200倍以上、
羅漢果の果実は300倍~400倍の甘みと言われています。
ステビアは、
パラグアイで16世紀半から食べられていたもので、
心臓病の方やc型肝炎の方には飲むと効果的なようです。
ポカリスエット(ステビア)や緑のコカコーラの
甘さとして使われた実績があります。
今ではあまり見かけない気もしますが、
ステビアが注目されたことは間違いなさそうです。
甘草は、漢方薬としても使われるぐらいで、
甘味料としてだけではなく、
色々な症状を改善する作用があります。
羅漢果もとても強い抗酸化力があるようです。
が、甘味料として生成したものには、
この作用が含まれないとのこと。残念!
これだけ聞いていると、とてもいいもの!と思えますが、
少し注意点も必要です。
ステビアは独特の味だそうで、好き好きがあるようです。
また甘草は薬なので、やはり使いすぎるのは良くないようです。
羅漢果ですが、羅漢果単品では顆粒にすることが難しいので、
必ず果糖など別の糖を混ぜています。
その割合が多いこともあるので、ご注意くださいね。
そして、これらは血糖値を上げません。
そのため、低血糖になりやすいですので、
ご注意ください。
甘いものを食べたのに血糖値を上げない
↓
インスリンのみが分泌され、血糖値が下がる
↓
低血糖になり、空腹感が増して更に食べたくなる
体の中では、こんな賢い働きをしているのですね。
賢いけど、これは困った。
天然だからといって、
こればかりに頼るのも、少し問題のような気がします。
考えながら、使うようにしましょう。