今までは、コンビニがいかに時代に合わせて
努力をしてきたかを述べさせていただきました。
ただそんなコンビニですが、
やはり問題点もいくつかあります。
●環境問題
24時間開けておくために、水や電力など
エネルギーを大量に使用しています。
また店舗だけでなく、消費者の好みに合わせるために
工場でも多大なエネルギーを投入しています。
●廃棄の問題
店舗での廃棄はもちろん
(閉店セールがないので)、
製造段階でも廃棄がすごいのです。
店舗に卸す業者は、
欠品をしないように準備しなくてはならないのです。
欠品してしまうと、ペナルティが課されてしまいます。
ですので、捨てるのを覚悟した量を
準備するのです。
当然 一番多い日を除いた日は、
その全てが廃棄に回ります。
私たち消費者がわがままになればなるほど、
過剰なルールが卸を苦しめ、
結局は無駄がたくさん出てきてしまいます。
●安全性
今 消費者も健康に気をつけるようになり、
そのため、コンビニでも
食品添加物削減を謳うことが多くなってきました。
しかし、成分表示をよく見ていますか?
合成着色料無添加、とあっても、
保存料の中には着色を促すものがあったりして、
それを使ったりしているのです。
結局のところ、添加物の種類が異なるだけで、
添加されているものが多いのが現状です。
ちなみに裏の成分表示の後ろの方
(物によっては斜線後)に
添加物の記入がありますので、見てみてください。
●労働問題
コンビニはフランチャイズ方式です。
ここにも大きな問題があります。
しかしこれは栄養と関係がないので、
今回は割愛させていただきます。
ただ完売するより、売れ残った方が
本部が儲かる仕組みになっている、
とだけお話ししておきます。
と、様々な方向の問題があります。
今後コンビニは、
上記の問題と向き合ってくれるのでしょうか。
向き合ってもらうためには、
消費者も賢くなる必要があります。
一人一人が自分の健康や将来の環境のことをしっかりと考え、
コンビニとどのようにお付き合いをするのか、
自分たちの生活を今一度見直す機会となっていただければ幸いです。