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玄米が体に良い!とされるのは

過去の話!?

今日はここを解明していきましょう。

 

 

栄養学的に見ると、玄米はずば抜けて良いことは

前回のブログでわかりましたね。
(前回のブログはこちら

でも健康に良くない!?

 

 

一体なぜでしょう?

一つずつ見ていきましょう。

・フィチン酸の存在

玄米にはたくさんの成分が含まれていますが、

フィチン酸という鉄やカルシウムなど重要なミネラルの吸収を阻害し、

体の外へ排出してしまうものも含まれています。

 

 

せっかく玄米の栄養価が高いのに、

フィチン酸が働いてしまい、

ミネラルを排出していては、元も子もありません。

 

 

しかし発芽玄米にするとフィチン酸が中和され、

タンパク質やビタミンが放出され、

消化中にこれらの重要な栄養素を吸収することができます。

 

 

・残留農薬やヒ素に対する量

農薬に関しては減農薬のものを召し上がれば、

あまり支障がありません。

しかし農薬を使っているのは事実。

 

 

そして、やはり表面に残留しやすいので、

玄米の方が摂取量は自然と増えてしまいます。

 

 

水で何度か洗えば流れる、とも言いますが、

一緒に栄養価が流れている可能性はぬぐえませんし、

美味しさも損なわれ兼ねます。

 

 

もう一つの問題ヒ素の問題。

ヒ素って劇薬じゃない!

と思われる方も多いとおもいます。

 

 

しかし、土壌の中には無機ヒ素が必ずしも含まれており、

土壌で育つものからは、少なからず無機ヒ素が検出されます。

 

 

日本人が摂取する無機ヒ素量の

なんと約60%は米と米製品からの摂取である

と言われています。

 

 

また、

精米を行わない全粒の玄米は特に無機ヒ素の含有率が

2~3倍あることが分かっています。

 

 

この無機ヒ素。

癌や心臓疾患、2型糖尿病にも影響があるほか、

神経細胞や脳の機能にも影響を与えると言われています。

集中力や学習能力、記憶力の低下を招く原因にもなるので、

影響を受けやすい育ち盛りの子供は気をつけたいところです。

また、妊婦さんも胎児に影響を当てるようですので、注意が必要です。

 

 

そんな大きな問題なの?と思われる方もみえるかもしれません。

スウェーデンでは、政府が

6歳未満の幼児には米と米製品を与えないように、

と勧告したニュースが流れたのは

記憶にないでしょうか。

 

 

農薬や遺伝子組み換えなどに敏感なヨーロッパで、

このような事態になっているということは、

やはり何かしら影響があると思って良いのではないでしょうか。

玄米の栄養は摂りたいけど、、という方は、

100%玄米ではなく白米と割ってみる

などの工夫をされてはいかがでしょうか。

今更 人には聞けない!玄米と白米の関係。

玄米には、

皮のようなふすまと呼ばれるものと、

芽を出す胚芽を含んでいます。

 

 

白米はこれらを取り除いた

一般の種でいうと胚乳の部分のみ。

 

 

簡単に言うと、

玄米は服を着ていますが、

白米はすっぽんぽんといったところでしょうか。

 

 

実はこの胚芽とふすまに

栄養のほとんどが含まれています。

ですので、玄米の方が圧倒的に栄養バランスに優れているのです。

だから昔は、一汁一菜でも栄養バランスが取れていたのですね。

血糖値の上がるスピードも、玄米の方が圧倒的に低く、

玄米健康食としてとても有名になりました。

 

 

このように健康面はもちろんのこと、

それ以外でもアンチエイジングやダイエットなどの美容面でも

注目が集まっています。

では、玄米にはデメリットはないのか?

実はあるのです。

それはまた次回。

玄米から発芽玄米が作れるとわかった今、

栄養は玄米とそれほど変わらないのでは!?

と思っていました。

しかし!

発芽しようとする段階で、栄養もぐっと増えるとのこと。

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 食物繊維
  • ビタミンB1

が特に増加します。

 

 

また何やら、この他にも色々な物質が増減するようです。

  • 玄米ではフィチン酸によって抑制されがちだったミネラルの吸収が、発芽玄米ではフィチン酸が抑えられて効率が良い。
  • 血圧上昇を抑制するギャバが玄米より多く、白米の約10倍含有
  • コメアレルギーの原因となるアレルゲンが白米や玄米に比べ低減化
  • ストレスに対して抵抗力があり、うつ様症状になりにくく、脳内のセロトニン量を増やす可能性がある
  • 血中の解毒酵素を高める

すごいですね。発芽するだけでこんなに機能が増えるなんて。

 

 

食感も、発芽することで、硬い殻が破れ

玄米よりも柔らかく感じ、もちもちとします。

そして匂いもそれほどありません。

 

 

食感だけでなく、中もこれほど違うとは。

これからも頑張って発芽玄米を生成するぞ!!

私の家では、白米と玄米を炊いています。

子供達は玄米が好きではないために、

別々に炊いています。正直とっても大変。

 

 

玄米はやはり炊く時間がたくさんかかるため、

上記の二つの悩みを解決する方法がないかと

探っていると、

〝簡単に作れる発芽玄米〟

なんて記事を見つけました。

 

 

今まで発芽玄米を食べたことがありますが、

高いので、すぐにやめていました。

しかし今回のは、玄米から自分で作ってしまえばいい!

とのこと。

 

 

時間はかかりそうですが、手間はそれほどではなさそうです。

早速 やってみました。

玄米を洗って、水につけて

6時間後ー。

まだまだ粒が茶色くて小さいです。

水換えをして、まだまだつけます。

ただ、夜になってしまったので、水換えができないので冷蔵庫へ。

 

20時間後ー。

かなり粒のシワがなくなり、ツヤが出てきました。

また茶色が薄くなり、一部が白くなりました。

きっと胚芽の部分だと思います。

 

 

26時間後ー。

お米の胚芽部分が少しふっくらしてきました。

芽は出てきませんが、これで良さそうです。

さあ、早速 炊いてみましょう。

白米と半々で混ぜ、白米と同じ炊き方で炊いてみました。

玄米くささも消えて、プチプチとして美味しい!

しかも短時間で炊くことができる。

いいじゃない!!

 

 

でも子供達、美味しくない、、と。

うーん。

とりあえず発芽玄米作りは成功しました。

 

 

では子供達には、発芽玄米の良さを知ってもらい、

好きになるよう作戦!を実行します。

次回は発芽玄米の栄養に関して書こうと思います。