コンテンツへスキップ

糖尿病だと診断されても、

何も悲観的になることはありません。

前回もお話ししたように、症状が出るまでは

数年という期間が必要です。

 

 

血液検査でわかるようになり、

早くから対策ができるようになり

糖尿病と判明しても、

20年近くも症状が出ずに元気な方もいます。

肥満から糖尿になり、痩せたことにより、

血糖値が元に戻った方もたくさんみえます。

 

 

いずれにせよ、

血液検査で血糖が高いことがわかり、

何かしら対策をした結果なのです。

 

 

では、どんな対策をすれば良いのか。

先ほども書きましたが、肥満だと、

血糖値が上がりやすいようです。

 

 

ということは、

まずは痩せること。ですね。

また、他に原因がある方もみえるかもしれません。

自分の食生活を思い浮かべてみてください。

これ悪いだろうなあ、あれもいけないことだよね、、

なんてことありませんか?

 

 

悪いことしてるなあ〜、でも治せないもん!

ではなく、

その中から一つでもできそうなことを実行してみてください。

 

 

体は嘘をつきません。正直です。

少しでも改善すれば、体に現れてきます。

すぐには分かりませんが、ゆっくりと変化します。

 

 

良いことだらけにするのは無理です。

私だってお菓子やビールも食べたいですし、

食べ過ぎたりすることもあります。

 

 

気づいたうちの一つでいいのです。

それができたらまた一つというように、

少しずつ改善できればいいのです。

 

 

何を直したら良いのかわからないという方は、

ぜひご相談ください(こちらをクリック)。

一緒に考えましょう。

糖尿病の食事は、理想食とも言います。

一度食生活を見直す良い機会です。

ぜひ少し振り返ってみてくださいね。

高血糖だと言っても、症状がすぐに現れない、

という話をしましたね。

じゃあ高血糖でも、そんなに悪くないんじゃ?

と勘違いしているあなた、大変な目にあいますよ。

高血糖ということは、

血管の中に糖分がたくさん流れている状態のことです。

糖尿病とは、血糖が高い状態が続くことを指しており、

高血糖状態=糖尿病と考えてください。

 

 

血液の中を流れる血糖が多いと、

細い血管の周りを損傷する機会が増えます。

損傷した部分が治ろうとしてかさぶたのように膨らんで、

余計に血管が狭くなります。

まただんだん血管自体も硬くなります。

そうこうしているうちに、

糖尿病合併症を引き起こします。

 

 

有名な糖尿病合併症は、

・糖尿病網膜症:失明する可能性も

・糖尿病腎症:タンパク質制限、あるいは透析

・糖尿病神経障害:末端壊死

他にも心筋梗塞や脳卒中など、血管の病気になる確率が高まります。

 

 

糖尿病を発症して、早ければ数年で

これらの合併症を引き起こしてしまいます。

でも何十年と発症しないで済んでいる方もたくさんいます。

 

 

その違いは何か?

それは、今までの生活を見直したかどうか

の違いです。

では、どのように見直せば良いか?

食事制限って厳しいの?

やっぱり運動は必要?

などのお話しを次回したいと思います。

 

血糖値が高くて、どうにかしなければ!

なんて話を聞きます。

では、血糖とはどのように決まるのでしょうか。

 

 

ご飯を食べると体の中で消化され、糖分が分解されます。

腸管に行き吸収される際に、他の栄養素と一緒に血液中に放出されます。

食後血糖値はこうして上がります。

 

 

空腹時は、肝臓に蓄えられていたグルコース(ブドウ糖)を

少しずつ放出し、体全体のエネルギーとして使用しています。

空腹時血糖はこのような時の血糖値を表しています。

 

 

このように血液中に放たれた糖分の量の調節を

している器官はたくさんありますが、

主には膵臓に含まれるインスリンというホルモンが働いています。

血糖が多くなると、インスリンが放出されます。

すると、臓器に血糖の成分であるブドウ糖を取り込もうとします。

また、肝臓ではブドウ糖から貯蓄の形であるグリコーゲンの形にさせ、

ブドウ糖を取り込みやすくしています。

 

 

このインスリン、食後1−2時間かけて血糖値が正常値になるように

働いてくれています。

しかし、体に異常があったりすると怠けてしまう時があるのです。

 

 

それは、たくさん食べ過ぎることを続けること。

たくさん食べると、インスリンがたくさん働かなければなりません。

そして、疲労してしまうのです。

 

 

特に肥満だと、脂肪組織から出る悪玉物質が

肝臓、筋肉、脂肪組織で邪魔をするため

インスリンの効きが悪くなります。

また運動不足により代謝能力が落ちると、

インスリンの効きが悪くなる、いわゆる肥満の状態の一緒のことが

体内で起こってしまいます。

 

 

また遺伝的体質や加齢により、

インスリンの分泌そのものが低下していることもあります。

 

 

このようにインスリンの効きが悪くなると、

血中に糖がたくさんい続けるようになり、

血糖値が高い、下がらないといった状態になるのです。

 

 

よく外国人の人で

肥満なのにそんなに問題になっていない、

という話を聞きませんか?

 

 

それは、欧米人の方がインスリン分泌能力が優れており、

肥満でも血糖値があまり上がっていないということが多く見受けられるのです。

そのため、肥満が体に悪い影響を及ぼしていることが少ないのです。

こんな違いがあったのですね。

日本人に生まれて、損したような、、

なんて思いそうですが、

 

 

日本人は塩辛いものには耐性が強いと言われています。

その人種が長い間続いてきた中で、

体が変化してきたのかもしれませんね。

 

 

余談は置いておいて、

血糖値がなぜ変化するのかはご理解いただけたと思います。

高血糖になってしまう原因についてもお話ししました。

 

 

では次回。

・高血糖が続くと、体はどうなるの?

・高血糖と糖尿病のつながり

というテーマでお送りしたいと思います。

糖尿病患者が1000万人を超えたという新聞が出たのは、

昨年の10月でしたね。

情報誌でも取り上げました。

 

 

また患者でなくてもそうなりつつある、

言わば予備群も1000万人、合わせて2000万人、

日本人の5人に1人が糖尿病に悩まされていることになります。

 

 

悩まされるといっても、

一体どのような症状が出てくるのか?

自分も糖尿病だけれども、普通の人と何ら生活は変わりない

なんておっしゃる方も多いと思います。

 

 

なぜなら、初期症状が全く感じられないからです。

ですので、症状が出てから気づくのではなく、

健康診断での血液検査で気づく方が多いのです。

血液の中に糖がどのぐらい含まれているかによって、

糖尿病かを判断します。

一般の健康診断では、空腹時血糖値を測定します。

値として110mg/dL未満ですと、糖尿病でも予備群でもありません。

 

 

もう一つ、ブドウ糖負荷をしてどのように血糖が変化するかを

見ていくやり方もあります。

一般ですと、2時間後の結果140mg/dL未満となります。


(NIGHT SHIFT Life Hackより)

以前は空腹時血糖値のみ言われてきましたが、

食後血糖値も大きく関係していることが分かったため、

こちらの数値も気にするようにしましょう。

 

 

この血糖値、

どのようにして高くなったり低くなったりしているのでしょうか。

それについてはまた明日お話しします。

携帯で、たまたま目にしたサイトに、

結婚したての夫が糖尿病に!ショック!!

なんて感じの題名のブログを目にしました。

内容は

結婚したご主人が、健康診断で糖尿病だと診断され、ショックを受けている。

早速 糖尿病に良さそうな食事を作り頑張っているが、

飲み会などで外食すると、食べ過ぎてきたりと

せっかく主婦として頑張っているのに言うことを聞かずストレスがたまる!

 

 

といった内容で、

こういったら失礼かもしれませんが、

よくある悩みだし、うちもいつこうなるか分からないなと思いながら

読ませてもらいました。

 

 

でもこの方、とっても前向きで、

ブログを拝見する限り、

とっても頑張っていらっしゃる姿が想像できました。

 

 

またご主人のことをとても愛してみえて、

とても心配している様子が伝わってきました。

ご主人、 羨ましい!!

 

 

確かに糖尿病だと言われると、とてもショックですよね。

糖尿病ってどんな病気?

薬で治せるの?

今後どうなっちゃうんだろう?

食事作りも大変なんじゃない?

たくさんの疑問もわいてくると思います。

そんな病気に栄養面を中心として

これから答えていきたいと思います。