カルシウムを摂るために、
まず思い浮かぶのが牛乳だと思います。
ただ、この牛乳いろんな持論が展開されています。
体に良いのか?悪いのか?
これは栄養士でも答えが出せない問題なのかもしれません。
答えは出せませんが、栄養士だからこそ思うことを記載したいと思います。
●牛乳はカルシウムがたくさん含まれているの?
答えは いいえ です。
ならばなぜカルシウム摂取=牛乳なのか?
それは、手軽に取り入れられ、安価であることが
最大の特徴ではないかと思われます。
数年前に牛乳を廃止した学校がありましたよね?
まだそんなに経っていませんが、記憶にありますでしょうか。
実はあの数年後、牛乳が復活したということです。
ただ、給食には合わないから、おやつとして。
やはり牛乳なしで、予算が限られた中でカルシウム摂取となると、
難しかったようです。
●牛乳は体に悪いの?
ここが一番の問題だと思います。
私は牛乳自体は悪くないと思っています。
ただ、牛乳が体に合わない人
下痢になったり体調不良になるなどの方には
やはり栄養の吸収も低下するのでお勧めできません。
あと一つ問題なのは、
その牛乳を作るために、飼われている牛の問題です。
安くあげるために、餌はどんなものを食べているのか、
保存のために、添加物は入れていないだろうか、
殺菌の方法で人間に良いものまで殺していないだろうか。
またミルクを出している間は、妊娠しないと言われています。
それはホルモンの関係が大きいとまでわかっているようで、
このような牛にはホルモン剤を入れているとも言われています。
どんな食べ物でも共通して言えることですが、
その食材が安くできる、安定してできるのには訳があるということ。
学校給食にここまで求めることが難しいのかもしれませんけどね。
牛乳の話が膨らみ過ぎてしまいました。
●では、カルシウムが含まれている食材とは?
・ワカサギ、イワシ、しらす干しなどの小魚
・小松菜、モロヘイヤ、水菜 などの野菜
・手軽な乳製品(ヨーグルト、チーズ、牛乳、スキムミルク)
などにたくさん含まれています。
このように考えると、
やはりバランス良い食事をとることが大事なのだと
感じることができます。
ただ、やはり気をつけていないと
年を重ねるごとに骨量が減り、骨折しやすくなります。
骨折して寝たきりになると、筋肉が衰え、
歩くことが億劫になり、急に元気がなくなるという話も聞きます。
今日 この記事を読んでくださったあなたは、
カルシウムについて、少しは興味がある方だと思います。
ぜひカルシウムがたくさんとれる食品を利用したり、
カルシウム吸収をよくする栄養素が含まれた食材を取り入れたり
してみてくださいね。
運動も忘れずに!