春雨スープを食べてダイエット！
春雨って見た目がこんにゃくみたいだしヘルシーよね。
なんて思っていませんか？
どうですかねえ、、
栄養士としては、ノー！に近いと思います。
今日は春雨について詳しく知りましょう。
春雨は、
緑豆（もやし）・じゃがいも・サツマイモ
から作られています。
要するに糖質をたくさん含んでいるため、
カロリーはそれなりにあります。
しらたきと見た目は似ていますが、
材料が全く異なります。
代わりに用いられるのがマロニーちゃんですが、
これはじゃがいもでんぷんと、とうもろこしでんぷんが含まれ、
煮崩れしにくくなるよう
マロニー株式会社が独自に作ったものです。
話が少しそれましたが、
ではこの春雨、白米や麺類と変わらないのでしょうか？
実はこんな良いことがあるのです。
ダイエットに向いている食品かどうかは、
単にカロリーや糖質の量だけではなく、
GI値も重要になってくると言われています。
GI値とは、
食品が体内で糖に変化する血糖値の
上昇スピードを指す指標のことです。
血糖値の上昇スピードが早いと、
血糖値を下げるべくインシュリンが多く分泌されてしまいます。
するとインシュリンの持つ脂肪を作る働きや、
脂肪の分解を抑制する働きが活性化し、
肥満となってしまうと言われています。
このGI値が肥満や糖尿病と
大きく関わっているということですね。
そのGI値。
（美ボーテHPより）
他の麺類に比べると、断然低いことがわかります。
白米なんて81、玄米でも55あります。
このGI値を考えると、摂取はいいのかもしれません。
要するに、春雨をどのような形で摂取するかにより
考え方が異なってくるということです。
主食（ご飯やパン、麺類）の代わりに食べるのなら、
お勧めできる食材になりますし、
（塩分過剰など、他の問題はとりあえず置いておいての話です）
汁物に少し入れる程度なら問題ありません。
しかし野菜少なめの春雨サラダや
前回お話ししたタイピーエンをおかずにする
というのなら話は別。
主食を減らしたり、量を考えなければ
いくらGI値が低くても食べ過ぎたら
意味がありません。
ダイエットとして用いるのではなく、
たまには春雨が食べたいな！ぐらいの気持ちで
使用していただけたらと思います。