孤食ー
字の通り子供が一人で食事をとることを指します。
共働きやシングルマザーの増加により、
孤食も増えてきており、
1980年頃から問題視されてきていたようです。
小学生で10人に1人以上、中学生で4人に1人が朝食をひとりで食べる
子どもと毎日一緒に朝ごはんを食べる保護者は半分に満たない
というアンケート結果を公表しているところもあります。
実際に内閣府の調査によると、家族と一緒に食べる頻度について、
「ほとんど食べない」と答えた者の割合は、
朝食は25.5%、夕食も8.8%と、
家族がそろって食卓を囲む機会が少なくなっています。
正直 この数値の多さにびっくりしました。
以前にもまして、孤食が急激に増加しているのを
実感させられる結果でした。
この孤食がどうしていけないのか?
食事は生きる上で、重要な行動の一つで、
これが乱れることで、生活リズムが乱れ、
生活習慣までをも脅かすこととなるのです。
肉体的なことだけに留まらず、
精神的においても情緒不安定になりやすいなどの
多くのデメリットも出てくるようです。
実際に農林水産省のアンケートで、
食事を家族と一緒に食べることは、
一人で食べるよりどのような良い点があると思うか、
3つまで選んでもらったところ、
「家族とのコミュニケーションを図ることができる」81.1%、
「楽しく食べることができる」66.2%
と特に多くなっていました。
このことからも、食事をする目的は
単に栄養をとることだけではなく、
その日の出来事を話し合ったりする
コミュニケーションの場としても重要であり、
それと同時に学びの場としての機能も持つため、
これが失われることで子どもの発達にも
大きな影響があると言えます。
精神的に安定するためにも必要なことですし、
子供が食情報を知る上でも大事な時間です。
子供と一緒に食事が取れる時間がある時は、
ぜひ一緒に楽しい時間を過ごして欲しいと思います。