世の中には食べ合わせが悪いと言われる組み合わせが色々とありますが、
本当のところはどうなのでしょうか?
調べてみると、単なる迷信も多いようです。
例えば、
●うなぎと梅干し
これは有名な食べ合わせですね。
でも栄養学的には、梅干は胃酸を濃くして、
うなぎの油分の消化を助けるので好ましいようです。
言い伝えの理由として、
うなぎも梅干しも食欲をそそられ、食べ過ぎてしまうから
梅干しで食欲が増し、贅沢品であるうなぎを食べ過ぎてしまっては困るから
食べ合わせが悪いと言われるようになったとか。
言い伝えの諸説は色々ありますが、
栄養学的には何の問題もないので、
食べてもらって大丈夫です。
以下に夏によく食べる食材での
科学や栄養学の観点からも悪いと言える食べ合わせを、
理由とともにご覧いただこうと思います。
●スイカとビール
スイカもビールも利尿作用があるため、
脱水状態になるのを促進してしまいますk。
ですので、大量に摂取した場合、
アルコール中毒になってしまうので、要注意です。
●スイカとうなぎ、スイカと天ぷら
水分の多いスイカを食べると、胃液が薄まり
油の多いうなぎや天ぷらを同時に食べると
消化不良を起こし、下痢になりやすくなります。
●きゅうりとトマト
きゅうりにはビタミンCを壊す酵素があり、
トマトのビタミンCを破壊してしまうので、
ガンや脳卒中を防いだり、抗酸化作用を期待できなくなります。
また、ともに体を冷やす作用があるので、食べ過ぎには注意が必要です。
また最近では、添加物が悪さをすることもあり、
これも食べ合わせで一層 悪化することもあるようです。
●ハムとバター
ハムで使われている発色剤である亜硝酸塩と
バターで使われている酸化防止剤の組み合わせで、
発がん性物質が作られると言われています。
●タラコとウインナー
強力な発がん性物質が生じると言われている組み合わせです。
タラコに含まれているジメチルアミンが
ウィンナーの硝酸塩と結合することで生成されてしまいます。
●メントス(ラムネ)とコーラ
メントスガイザーという言葉を聞いたことがありますか?
コーラの中にメントスを入れると爆発するように噴射します。
これが胃の中で起こり、
噴水のように吐き出したり、最悪の場合は胃が破裂するそうです。
まだまだ調べてみると色々あります。
意外と知らずに食べ合わせているものもありました。
知らなかったなんて、栄養士として恥ずかしいです。。
今後は、注意して食べようと思います。
また添加物の組み合わせとは、現代的ですね。
ウインナー、ハム、ベーコンを食べる時は、
食べ合わせを考えたり、添加物の少ないものを選んだほうがよさそうですね。