トランス脂肪酸は、前回お話ししたように、
植物性の油脂を加工する過程で発生します。
常温で液体の植物油に水素(H)添加することにより、
マーガリンができています。
一般の脂肪酸(油の構造となっている一部分)は、
絵の左側のように、水素が同じ方向についています。
しかし、わざと水素を添加してやり、
その過程で、
絵の右側のように異なる方につく形になります。
それを、
トランス型配置になった脂肪酸、
いわゆるトランス脂肪酸が出来上がるのです。
このトランス脂肪酸は、
悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールを増やし
善玉コレステロールとされるHDLコレステロールを減らすことがわかっています。
そのようなことから、
心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ
肥満を発症させやすく、
アレルギー疾患を増加させると言われています。
このことを学んで以来、
私はマーガリンを食べなくなりました。
ですので、幼少期はずっと食べていたのですが、、
それにしても、
そんな危険なものを本当に摂取して良いのか?
それは次回お話しします。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/#5
農林水産省のホームページ