全国の中小企業を対象に、
社員の健康を増進するために、
全国健康保険協会(協会けんぽ)が支援をすることになりました。
健康診断の受診率が高く、
メタボリック症候群と判定される社員の比率が低ければ、
地方金融機関と手を組んで、
貸出金利を優遇するといった内容です。
大企業では当たり前に受けられる健康診断も、
中小企業にとっては、予算がなく補助が少ない企業もあるようで、
健康診断の受診率も、大企業と比べると低く、
そのせいか、ここ数年 医療費支出が急増しています。
中小企業にとって、病気などで休まれると
現場の生産性が低下するなどの大きな痛手となります。
今回の制度は、
若い社員も経営者も健康で協力する
「健康経営」を目指すのが狙いです。
中小企業にとって、予算が限られているので、
社員の健康は二の次になりがちです。
でも、生産を生んでいるのは働いている社員たちです。
その社員が大事にされなければ、
社員は会社を大事には考えられないのではないでしょうか。
考えは自然と病気のように感染します。
意地悪をされたら、他の人に意地悪をしたくなる、
嬉しいことをされたら、自分もしようと思う、
このように社員を大切にしている会社なら、
社員も会社のために頑張れるのではないでしょうか。
そして、メタボや健康診断での結果は、
日頃のあなたの食生活や運動量の結果です。
ぜひ検診を受けて、自分の生活を見直す機会を持って欲しいです。
余裕があるから検診に行くのではなく、
年に一度、自分の生活の見直す点を探し、
ひどくなる前に食い止めるようにしましょう。
あなたのことを大切に思う人は、
案外たくさんいるかもしれませんよ。
その人のために、ぜひ検診に行きましょうね。