今日は脂肪酸のうち、不飽和脂肪酸に含まれる
一価不飽和脂肪酸についてお話ししたいと思います。
一価不飽和脂肪酸なんて、
日頃 耳にしたことがない方が
多いのではないでしょうか。
不飽和脂肪酸は、
一価と多価に分けられます。
これは構造上分けられます。
一価不飽和脂肪酸には、
オリーブオイルが有名ですが、ナッツ類や紅花油、
鶏ムネ肉の皮、牛テールにも多く含まれています。
一価は、多価不飽和脂肪酸に比べて酸化しにくく、扱いやすいです。
またオリーブオイルは熱に強く、
魚の油(多価不飽和脂肪酸)が酸化するのを防止する働きがあるので、
取り方を覚えれば、とても良い油と言えるでしょう。
またオリーブオイルの70%の成分であるオレイン酸には、
悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きがあります。
ですので、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。
また、ダイエットに効果的との見方もあります。
体が無意識に食事の量を減らして、
少ない体重を維持するように働いてくれるようです。
が、オリーブオイルはもちろん他の油と同じカロリーがあるので、
私の見解としては、う〜んどうかな?と思ってしまいます。
しかしながら、脂質の質を考える食事は、
体の健康を保つという意味では、
必要なことがお分かりかと思います。
次回はここも押さえてほしい
多価不飽和脂肪酸について
お話ししたいと思います。