以前から問題になっている食品ロス。
残念なことに、日本は世界有数の食品廃棄国です。
外国人の方から見ると、
日本人にはもったいない精神があるのに、
言っていることとやっていることが真逆だと感じるようです。
今の日本人は、
もったいないより、鮮度をとる方が勝っているようです。
流行りで、廃棄がここまで増えてしまったのでしょうか。
今、食品の流れとして、
「3分の1ルール」というのが新たにできたようです。
これが、この廃棄に大きく関わってきているようです。
商品は、できてすぐに店に並ぶわけではありません。
メーカーが卸におろして、その後小売であるスーパーに並びます。
私たちが目にするのは、スーパーの部分だけです。
例えば6ヶ月の食品があるとします。
この食品には、3つの突破しなければならない扉があり、
1つ目の扉がメーカーと卸です。
ここを3分の1である2ヶ月の間に突破する必要があります。
突破できなければ、賞味期限があと4ヶ月あるにも関わらず、
廃棄しなければなりません。
第2の扉、小売です。
ここでは製造してから4ヶ月の間に消費者に購入してもらわなければ、
廃棄の対象となります。
賞味期限があと2ヶ月あるにも関わらずです。
そんなこんなで、
今では年間632万トンもの量が
食品ロスとなっています。
そこで、消費者の変動を捉えるために、
色々な観点から統計を取り、
対策をしようとする動きが出てきています。
夏に食べたくなる寄せ豆腐。
でもやはり、売り上げは日によって流動的で、
食品ロスが多々ありました。
しかし、天気と売り上げに関連があることがわかり、
この情報を取り入れるようになってから、
年間で30%の食品ロスが減少、
お金に換算すると、1000万円だそうです。
食品ロスも減り、
地球にも豆腐屋さんにも優しい
まさに一石二鳥です。
今 2030年迄に、
食品ロスを半減させようとする動きが出てきています。
今はまだ、どのようにすれば良いのか、手探り状態です。
しかし、豆腐屋さんのように
ただ言われたまま作るのではなく、
賢いメーカーさんになって欲しいと思います。
もちろん私たちも消費者として、
賢く買い物をするよう心がけなければならないと思います。
メーカーは消費者のいいなり、そんな流れが変わるといいですね。