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今日まで色々なこしょくを見てきましたね。

どんな印象をもたれましたか?

 

 

他にも、

超食:食べ過ぎ、飲みすぎ
コ食:コンビニ食
五食:朝食抜きで、おやつ⇒昼寝⇒おやつ⇒夕食⇒夜食といった五回食
戸食:家で食べない
庫食:冷凍食品など、電子レンジで温めるだけの食事
枯食:水分が乏しいスナック菓子、インスタント食品
呼食:ピザ宅配など、デリバリー食

こんなこしょく問題も広がっています。

 

 

共働きやたくさんの習い事で、

食事に対する時間がなかなか取れない、

という家庭も多くなってきています。

 

 

このように食事を軽視することで、

これらのこしょくが生まれてしまったのです。

栄養士としては、とても残念なことです。

 

 

ではどうすればいいのか?

それはー、

できる限り家族で食事を一緒に摂ることです。

食事を共に摂ることで、

家族がどんなものが好きなのかわかります。

食の好みの変化にも気づくことができます。

周りが食べているので、自分も食べようと努力したりできます。

 

 

食べ物のことばかりでなく、

どんな悩みを持っているのか?

今日の出来事など、

コミュニケーションをとることができます。

 

 

一番重要だと言われているのは、3歳から8歳の食卓です。

この時期に食卓でいかに家族が一緒に食事をするかで

その後の食生活が左右されます。

 

 

たかが食事だけではなく、

食事によって人生も左右する、

それぐらい大事なものです。

 

 

もっと食事について考える機会を持っていただき、

ぜひ食事から、楽しい家族・幸せな家族の形を

培っていただけたらと思います。

今日は最後のこしょくー濃食

についてお話しします。

この〝濃〟という漢字には、主に濃い時に用います。

 

 

その意味のごとく、この濃食は、

食事に対して、味付けを濃くしたり、

特定の調味料ばかり使用したり(マヨラーなど)、

味に関して問題行動があることを指します。

 

 

味付けが濃くなると、どうしてダメなのか?

味が濃いと、塩分の取りすぎになり、

むくみが生じたり、腎臓に負担をかけてしまいます。

また、漬物とご飯を食べるように、

塩分の濃いものはついご飯の食べすぎになってしまい、

カロリーオーバーになりがちになります。

 

 

特定の調味料ばかり使用していると、

味がだんだんわからなくなってきて、

どんどん増やす傾向にあります。

 

 

唐辛子で一時期、そのようなことが言われましたね。

量がだんだん多くなっていく、と。

調味料でも同じことが言えるのです。

 

 

舌にある味蕾という味を感じる場所が、

徐々に感じなくなってしまい、

もっと濃い味を求める傾向があります。

 

 

特に小さい子供になると、

味蕾が未発達なので、影響が大きいと言われています。

 

 

あなたの食事は、濃食になっていませんか?

押さえておきたいこしょくを、

いくつか紹介してきました。

今日は、粉食についてです。

 

 

粉食:なんとなく想像できるでしょうか。

粉から作られた食べ物のことです。

小麦粉や米粉、そば粉を使って作られたものを指します。

パンやスパゲティー等、色々ありますね。

日本食としても、うどんやそば、お好み焼きなど、

粉食が浸透しています。

 

 

しかしなぜこの粉食が問題視されているのでしょうか?

それには、以下のようなことが言われています。

 

 

・噛まなくなる

粉食は固形のものより噛まなくても簡単に砕けます。

ですので、顎も発達しませんし、

このまま使われないと、歯も後退していく可能性があります。

また、満腹中枢も働きづらくなります。

 

 

・粉食の献立に問題あり

粉食にした場合、どうしてもそれだけ、

あるいは作ってもあと一品です。

そうすると、バランスが取りにくい献立となります。

・塩分の取りすぎ

小麦粉を使う際も、おそらく塩を加えますし、

麺類やパンにはもとから塩が含まれています。

そこにお汁やソースを絡めて食べるので、

塩の摂取量がが多くなりやすくなります。

 

 

この粉食、簡単に作れて便利ですが、

やはりこれをメインの食事を増やしてしまうと、

問題が生じやすくなるのではないでしょうか。

 

 

摂るのをお勧めしないわけではありません。

バランスが少しでもよくなるよう、献立を工夫したり、

よく噛むよう気をつけたり、

ソースの量を減らして塩分摂取量を減らすなど

自分なりに考えて工夫をしてみましょう。

今日は固食と小食です。

以前 孤食と個食についてはお話しましたね。

それに続き、大きな問題になっています。

 

 

まず固食ですが、かたい方を想像されましたか?

いいえ、固は固定の〝こ〟なのです。

 

 

自分の好きな物、同じものばかりを食べることを指します。

食事の内容が固定されると、栄養が偏ることはもちろん、

味覚の発達にも影響します。

 

栄養が偏るので、ビタミン・ミネラルの一部で

不足するものが出てくるために、

キレやすくなったり、イライラしやすくなります。

 

 

もう一つの小食。少食と書くこともあります。

こちらは字の通り、食事量が少ないことを指します。

 

 

今、食べることに興味を示さない子供が増えてきているようです。

体を動かさないゲームなどをして過ごすため、

お腹が空かない、ゲームの楽しさから止められない、

そのようなことが要因となっています。

 

 

食事量が少ないと、

必要な栄養素が十分な量摂取できないということにもなります。

それが続くと、体の成長に影響したりと、

とても深刻な問題を引き起こします。

 

まだこしょくの問題の種類は残っています。

引き続き、みなさんでこしょくの問題を考えてみましょう。

次回は粉食と濃食についてです。

前回お話した孤食

子供が一人寂しく食事をとることでしたね。

 

 

それとは異なり、個食は、

「家族が食卓に揃っていても、

それぞれがバラバラのメニューを食べていること」

という意味を持っています。

 

 

 

例えば、一緒に食卓を囲んでいても

パパはお刺身、ママは焼き魚、子供は唐揚げ・・・

など異なるものを食べている状態です。

 

 

「好き嫌いがあるから」

「今はこれが食べたい気分だから」など、

自分のワガママな意思で別々のメニューを選択するため、

料理を作る人がそれぞれ用意しなければなりせん。

 

 

このような食卓を囲んでいると、

・好き嫌いが治らない

・食事以外でもワガママになる(協調性がなくなる)

などの問題が生じてきます。

上記は、他のしつけがしっかりしていれば大丈夫!

と言う方もみえるかもしれませんが、

 

 

この他にもバラバラなものを食べているので、

共通の話題が少なくなり、

食卓を囲んだ家族の会話が少なくなる

と言うことも。

 

 

また、作るのが大変なので、

品数が減る傾向にあるようです。

 

 

お子さんの将来のためにも、

ぜひ個食にならないようにしてあげることが大事だと思います。

しかしダメ!だけでは、何の解決にもなりません。

 

 

家族の好きなものを順番に作り、

どのようなところが好きなのか等

感想を家族でいいあったりするのは、

いかがでしょうか。

また、嫌いな食品は調理法を工夫して提供する、

材料は嫌いなものを省き、調理法は同じにする。
(魚の竜田揚げの場合、お肉の竜田揚げに変更する等)

食べたくないものは少量にする、でもいいと思います。

 

 

個食になってしまっているな、

ワガママを聞いて、好きなものばかり提供しているな、

と思った方は、少し見直されてはいかがでしょうか。